望遠鏡を車に積んで~kiyokiyogambaのblog~

YOHOOブログから越してきました。趣味の天体写真撮影について記録しています。遠征撮影から最近は自宅での撮影と電子観望にシフトしているので、そろそろタイトルを変えないと…

2019年09月

観望会と遠征撮影用にメリディアン、屋上には使い慣れたSXPと使い分けていたが、前者はとにかく重たくて運搬に苦労する。遠出をしてぎっくり腰になったりしたら大変と思っていた。それにPCがなければ自動導入ができないので、観望会の時にはちょっと不便。

それに、遠征用にと導入したメリディアンだったが、このところは自宅でのナローバンド撮影のほうに重心が移っているし、それには子午線越えを意識しないで長時間撮影できるメリディアンを活用したほうが賢いというものだ。

そこで、メリディアンとSXPの役割を交代して、メリディアンを自宅用に変更することにした。ついでにASIAIRを使ってiPadからリモート撮影をすることにした。

ASIAIRは最初はちょっととまどったが、いろいろいじっているうちにだいたいわかってきたし、ステラショットの時のようなストレスもなくて快適。まだガイドカメラの機能を試していないが、あすに回すことにしてきょうは寝ることとする。IMG-2788

9月1日から7日にかけて、モンゴルに行ってきた。

街明かりがない漆黒の空で満天の星を見て見たかった。
青空の下でグライダーを思う存分飛ばしてみたかった。
遮るものがないモンゴルの草原ならそれが可能のはず。
ゲルなら門限など気にしないで好きなだけ撮影に没頭できるだろう。
そんな思いで、モンゴルへの旅を申し込んだのが6月のはじめ。

出かける直前になってシマジロウが急に弱り、
不安な思いで出発した。
旅行中に死んでしまえば、悔やむだろうな。
そう思いながら飛行機に乗った。

初めてのモンゴルは何から何まで新鮮で、素晴らしい思い出が
たくさんできた。どこまでも続く草原はイメージどおりだったし、
求めていた撮影スタイルにぴったりだった。

もっとも、4日間のゲル滞在で快晴はほとんどなくて、
その点ではやや残念だった。しかし雲間から時々のぞく星々は
素晴らしいのひとこと。

ツアー中にシマジの食欲が戻ったとの連絡を受け、安心することができた。
最後には反対にこちらが体調を崩してしまい、同行者に心配をかけてしまった。
やはり、それなりにかなり強行スケジュールだったのかも知れない。

次回があるとすれば、昼間はゲルでまったりと過ごしたり、グライダーを飛ばしたりして
身体を休め、夜に備えればよいのかも知れない。もうそのような年齢なのだ。今回は
初めてということもあって乗馬体験や遺跡見学や遊牧民の家を訪れるなどもりだくさんだったし、
それはそれで楽しかったが、二度目はもういいや。

旅行会社としてはそういうわけにもいかないのもわかる。星を見ているだけで
お金を落としてくれないのでは困るだろうし。

ところで、肝心の撮影のほうだが、やっと雲が切れたと思ったら
オートガイドがうまくつながらず、原因を探っているうちに
PCがダウン。それならとカメラバッテリーでタイムラプスを
したところ今度はレンズヒーターがあまり効果を発揮しなくてダメダメだった。

キャンプ場ではバッテリーチャージをしてもらえるが、ここでは電気は
貴重で、サービス時間が短く、
満充電にはとうてい及ばない。PCを使った撮影は不向きということがわかった。
赤道儀を使った自動ガイド、冷却装置など、電気を食う撮影は
電源対策をしっかり練らないと難しい。エクセスを払い、せっかく苦労して
持ち込んでも、悔しい思いをするだろう。

まあ、街明かりから逃げておいて、電気を使いたがるというのも、勝手な都合なのかも
しれないが。

写真撮影:Yさん
モデル:娘

IMG_0244
DSC09358

IMG-2764



























↑このページのトップヘ