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都会の夜空でも散光星雲が写るというふれこみの「QBPフィルター」。シュミット主催の撮影講習会にも参加し、その効果に驚かされた。都心から多少は離れた自宅で、どれくらい写るのか興味がそそられ、テスト撮影の機会を狙っていたところ、ようやく撮影好適日となり、いつもの「ばら星雲」に鏡筒を向けることにした。

これまで無光害地でしか出番がなかったアストロ6Dにフィルターを装着し、まずGS200RCで試そうとしたが、強風で架台が小刻みに揺れ、ガイドが安定しない。長焦点のせいで天体導入にてこずり、これはあきらめてFSQ85EDに変更。ステラショットのプレートソールビング機能は不調なものの、なんとか視野中央にバラが入ったので、撮影を開始した(撮影画像と星図のマッチングはこれまでうまくいった試しがない。ステラショット以外にもAPTやASTROART7のようなソフトがあるそうだが、どうだろう?)

ガイドそのものは順調だが、風が強く、使えない画像が多くなると考え、露出は思い切って30秒に設定。40秒以上では飽和してしまうので、30秒が限界だろう。枚数は120枚あればよいだろう。それでもわずか1時間で撮影が終えるのはありがたい。冷却CCDではこうはいかない。

架台を停めて今度はダークを撮り、就寝。翌日フラットとフラットダーク、バイアスを撮影し、講習会で勧められた「ディープスペーススタッカー(DSS)」でスタッキング、ステライメージでレベルとトーンカーブをいじったのがこの画像だ。

講習会ではフォトショップの使用を勧められた。ほとんど使いこなしていないが、もうすこし練習して、使えるようにしたい。