GPV気象予報では長野県中部はなんとかもってくれそうな天気だったので、行かないで後悔するよりはと車のハンドルを握った。どこに行くか決めていなかったので、これまで行ったことのない、蓼科山7合目の駐車場に行くことにした。
現地に着いたのが午後三時。薄曇りだが、風が強いので、多分夜半には雲がなくなると判断し、セッティング開始。暗くなる前に組み立て終え、夜食を作って夜を待つが、風が冷たく、とにかく寒い。判断通りに雲が切れ、北極星も見えてきたため、極軸合わせ、アライメント、キャリブレーションも順調に済ませた。
今回は獅子座の足元のM65付近をFSQ85EDのノーマル(450ミリ)で狙うのが目的。雲が出た時はタイムラプスに切り替えようと、自作のドリー装置も持ってきた。
構図を決めている最中に「反転しますか」のメッセージが出てしまい、やむなく指示にしたがったところ、カメラに接続しているリモート用のジャックに強い負荷がかかったらしく、曲がってしまうハプニングがあったが、予備のケーブルに切り替えてことなきを得た。
Iso3200、300秒×8枚を撮り終え、ガイドエラーが出ていたことに気付く。あまりの強風でガイド星がとんでしまったのか。気を取り直してエクステンダーをつけ、暗いだろうと600秒に増やして4枚撮影。しかし、強い風の中、長時間露光のリスクを考えなかったのはうかつで、帰宅後みたら皆星像が流れていた。撮影中、車が動くほどの強風が何度か吹き、望遠鏡が倒れるのではないかとひやひやしたが、こんな日に撮ってもいい結果はでないことが身に染みた。
その後、マルカリアンチェーンを狙ったが、風で構図案が吹き飛び、構図がよくわからないまま妥協で撮影開始。3時ごろには寒さでギブアップし、車の中で凍えながら朝を待った。途中、星野写真を撮りに静岡の人が来たが、数枚だけ撮影しただけで、寒いので撤収しますとのこと。その後は一人で心細かった。しかし懐中電灯がいらないほどの満天の星は決して都会では味わえないものだ。
今回は直接焦点撮影は惨敗だったが、自作のドリー装置のチェックもでき、タイムラプス撮影では進展の多い一日だった。
追記 ストリートビューで確認したところ、今回の観測地からわずかに東に行ったところが本来のトイレと鳥居のある7合目登山口だったとわかった。しかし観測自体は今回の場所のほうが開けているので好適と感じた。真夜中に徒歩でトイレまで行くことにためらいがなければ、今回の場所のほうがよいだろう(2015年6月1日記)
現地に着いたのが午後三時。薄曇りだが、風が強いので、多分夜半には雲がなくなると判断し、セッティング開始。暗くなる前に組み立て終え、夜食を作って夜を待つが、風が冷たく、とにかく寒い。判断通りに雲が切れ、北極星も見えてきたため、極軸合わせ、アライメント、キャリブレーションも順調に済ませた。
今回は獅子座の足元のM65付近をFSQ85EDのノーマル(450ミリ)で狙うのが目的。雲が出た時はタイムラプスに切り替えようと、自作のドリー装置も持ってきた。
構図を決めている最中に「反転しますか」のメッセージが出てしまい、やむなく指示にしたがったところ、カメラに接続しているリモート用のジャックに強い負荷がかかったらしく、曲がってしまうハプニングがあったが、予備のケーブルに切り替えてことなきを得た。
Iso3200、300秒×8枚を撮り終え、ガイドエラーが出ていたことに気付く。あまりの強風でガイド星がとんでしまったのか。気を取り直してエクステンダーをつけ、暗いだろうと600秒に増やして4枚撮影。しかし、強い風の中、長時間露光のリスクを考えなかったのはうかつで、帰宅後みたら皆星像が流れていた。撮影中、車が動くほどの強風が何度か吹き、望遠鏡が倒れるのではないかとひやひやしたが、こんな日に撮ってもいい結果はでないことが身に染みた。
その後、マルカリアンチェーンを狙ったが、風で構図案が吹き飛び、構図がよくわからないまま妥協で撮影開始。3時ごろには寒さでギブアップし、車の中で凍えながら朝を待った。途中、星野写真を撮りに静岡の人が来たが、数枚だけ撮影しただけで、寒いので撤収しますとのこと。その後は一人で心細かった。しかし懐中電灯がいらないほどの満天の星は決して都会では味わえないものだ。
今回は直接焦点撮影は惨敗だったが、自作のドリー装置のチェックもでき、タイムラプス撮影では進展の多い一日だった。
追記 ストリートビューで確認したところ、今回の観測地からわずかに東に行ったところが本来のトイレと鳥居のある7合目登山口だったとわかった。しかし観測自体は今回の場所のほうが開けているので好適と感じた。真夜中に徒歩でトイレまで行くことにためらいがなければ、今回の場所のほうがよいだろう(2015年6月1日記)